2006年10月08日

屋久島 三泊四日 三日目

早朝四時起床。
荒川登山口から、標高1300mの斜面にそびえ立つ、
屋久島のシンボル的存在である縄文杉を目指した。

CIMG2325.jpg
まだ眠いのか。顔が本当に素の状態で、健康大好き親父に見えて恥ずかしい。

CIMG2328.jpg
車内で朝食をとり、いざ出発!Tシャツ中入れがポイント。

CIMG2332.jpg
こんな感じのトロッコ軌道や、

CIMG2334.jpg
こんな感じのトロッコ軌道が二時間半〜三時間ほど続くのだが、
大正時代にこのレールを敷いた人や、江戸時代にここまで
年貢の変わりに杉を伐採にきていた人のことを思うと屁でもない!

なんてカッコつけてたら,,,
CIMG2341.jpg
ドでかい雨粒が降り出してきた。いやな予感がする...

戦時中、あまり使用されずに野菜の貯蔵庫になっていたという防空壕や、
「切株更新」「倒木更新」と呼ばれる、疲れを忘れてしまうほどの、
強い森の息吹を感じながらトロッコ軌道を歩き終わると、
非常に興味深い公衆便所がそこにあった。

CIMG2349.jpg
このトイレは汚水を分離・浄化し、上澄水を常に便器に流す
「無放流循環システム」を採用しています。河川などへの放流がない
「完全閉鎖型」なので、自然破壊を起こすこともなく、世界自然遺産
の島にふさわしいトイレです。って、凄い!!!
昔のボットン便所のような匂いが確かに強いが、
そんな匂いなんてすぐ慣れる。
世界中の便所がこのシステムを導入したらどうなるだろう
...臭いのはわかるけど。
でも、人間の可能性を少しだけ信じられるような気がして、
その臭い以上にたまらなかった。

CIMG2351.jpg
もしかしたらこの日、このトイレが一番印象深く心に残ったかもしれない。
おしっこ チャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
さぁ!縄文杉までの約二時間半。気合い入れていくぞ。

CIMG2357.jpg
翁杉。ヒノキやヤマグルマ、サクラツツジといった着生樹と
苔類におおわれている...だって!

CIMG2362.jpg
ウィルソン株の中で、この写真を撮ったときに、レンズから
雨水がカメラ内部にまで入り込んでしまい、撮す写真全てが
「サウナ」で撮影しているようになってしまい、
楽しみにしていた大王杉・夫婦杉の写真を断念。
でも、縄文杉だけはどうしても写真に残したい!
という願いを嘲笑うかのようにカメラが急に動かなくなってしまった

何度電源を押しても動く気配無し。
このままでは、
深海光一「縄文杉まで行く前に疲れてリタイアしたんだよ。」
鯨太郎(見習い)「ですよね。証拠がないですからね。」
なんて、思われてしまう!カメラ!頼む!動いてくれ!
サウナでもいいから撮影させてくれ!カメラ!お願い!

なんて焦っていたら、着いてしまった...縄文杉。
確かに感動はした...しかし!カメラが!カメラがぁ〜!

う...動いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よし!急いで撮るぞ!急いで撮るぞ!!!!

CIMG2387.jpg
サウナ...

CIMG2389.jpg
サウナ...

もう無理かぁ。。。
雨も酷くなってきたし、森全体にガスが大量に発生してきた。
しかし!そんな過酷な状況下でありながら「最後」と決めて
撮った写真が↓
CIMG2390.jpg
ミストバスに!
もしかしたら、もしかするかもしれない!
縄文杉様!どうか!深海&鯨太郎(見習い)のガリデブ・タッグチームに
話しができるような証を自分にください!!!!!!!!!!!!!!!
と、本気でお願いしてみたら...

CIMG2397.jpg
撮れちゃった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

CIMG2398.jpg
撮れちゃった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

CIMG2399.jpg

縄文杉様ぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!
撮れちゃいました(泣)ーーーーーーーーーーー!


CIMG2400.jpg
「...終わった。」

なんて顔してるけど、まだ終わりではない。
登山口まで早く戻らなければならないのだ。
縄文杉大先輩に感謝の気持ちと別れの挨拶。

「また、来ます。」なんて、縄文杉を見た人が思うそうだが、
その気持ちが確かに分かる気がする...不思議だ。

CIMG2407.jpg
帰りはもう軽快!軽快!
なぜか治ってしまったカメラで、
JAWSのような倒木と闘ったり、

CIMG2408.jpg
喰われたりする写真(笑)をバチバチ撮影!

CIMG2418.jpg
メデューサのような杉もバチバチ撮影!

CIMG2428.jpg
登山口に無事到着〜。
ん?サウナ!?...ま、いいや。

出発から10時間ほどの「旅」。
自分なりに新たに知り得た感情・感覚というものは、
今後の己自身にとって大きな糧になったことは言うまでもない。
森のこと、川のこと、海のこと、雲のこと、雨のこと、人のこと。
森のこと、川のこと、海のこと、雲のこと、雨のこと、命のこと。

やっぱ、地球に住んでんだな...地球に。
けっきょく、ココに住んでんだよ...全部が。

それでも葛藤は終わらない。
だからこそ面白いんだな。
死ぬまでコレだからな。
死んでもコレかもしんないし。
だから、強気でも弱気でも
この地球に生まれてメシ食えて本当に良かった。
地球や魚、ゴキブリ先輩に感謝しなききゃ。
お父やお母、先祖先輩に感謝しなきゃ。

少し疲れたけど、運動会が終わった後の風呂上がりのような
気持ちよさを、脳も体も鮮明に思い出した一日であった。

CIMG2431.jpg
ふぅ。。。 〆
posted by 森田釣竿 at 17:04| Comment(7) | TrackBack(0) | 休市日誌
この記事へのコメント
サウナ。。。でもなんかサイケな感じでかっちょいいです。分かります分かります雰囲気!作動してくれてえがった。無事世界遺産に到着できてえがった。3日もいるとなんか森の精霊みたいなものが宿っちゃってる、Tシャツは中な釣竿さん。最新エコなトイレに感激の釣竿さん。都会にいながらにして毎日贅沢な大自然を堪能できた3日間でちた。どうもありがと〜です!キープ・ローリングでっす!!
Posted by 海女さま at 2006年10月08日 17:50
あ、途中までしか見てなかった。。復活したのねカメラちゃん。おそるべし縄文杉様パワ〜!めでたしめでたし。あんな所でジョーズに遭遇するなんてさすが海の男釣竿サマ!楽しい3日間でした。:->
Posted by 海女さま2 at 2006年10月08日 18:05
あらら、また増えた!これで〆でつね。
ごきぶり先輩!ほんと感謝であります。
Posted by 海女さま3 at 2006年10月08日 19:57
知り合いに屋久杉を専門に撮影している写真家がいますが、彼に『けめこには絶対に見に行けないよ。』と言われておりましたが、本当に大変な道のりなんですね〜。
お疲れ様でした。
ところで、サウナ杉も良い味を出していて素敵です♪
Posted by けめこ at 2006年10月08日 20:36
“スタンド・バイ・ミー”みたいなトロッコ軌道!(死体は見つかりましたか?)“JAWSみたいな倒木”は、オオカミウオやウツボにも似ていますね。今日、私のお菓子を盗み食いしようとしていたゴキブリ先輩を叩ッ殺しました。同じ氷河期時代からの生き残りの“雷鳥先輩”(脚の毛ボーボー)なら愛せるのですが…。まあ差別ですよね、命の価値をこっちサイドで決めるのは。…この、ためになる“森田釣竿旅行記”は是非シリーズ化して欲しいです。そしてこのブログの書籍化も望みます。船長、エッセイでも写真集でもいいので、本出して下さい!
Posted by 漁港近衛兵 at 2006年10月08日 21:07
無放流循環システムのトイレ!こういうの良いですねっ。私もたまに低山トレッキングはします。野鳥観察や山菜採りが目的で山に入る事もあります。そしていつも考えます。自然に対する畏敬の念と都会での暮らしにどう折り合いを付けていけば良いのかと。…お金に換算すると、国内の農業の総生産額(約11兆円)に匹敵する程の食料を廃棄してしまう我が国…。己を含む日本人には果たして自浄能力があるのかどうか。船長はヒューマニストだから人間の可能性を信じられるんですよね。…私はその点、生きている限り居残り勉強を続けていかなければならないようで…嗚呼っ!
Posted by フィッシュ・イーター at 2006年10月08日 21:30
すごいよ〜船長!!
このブログを見て、屋久島に行きたくなった人は
多いんじゃないかな。

屋久島の自然にも感動〜ウルウルだし
船長のナイスなポーズにも感動しちゃいましたよ(*^_^*)
Posted by バブルス at 2006年10月08日 23:44
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/1417446

この記事へのトラックバック